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おもしろかった!を伝えたい。読書感想・書評ブログ

実際に読んでおもしろかった本を紹介しています。

おもしろさ以上に作文の勉強になりそう!「教場/長岡弘樹」

教場(長岡弘樹

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 普段あまりミステリー小説を読まない私が、添えられていたポップを見て買わずにいられなかった。「すてが伏線、一行も見逃すな」と。

警察学校を舞台にした連絡短編集です。も〜、あまりの陰湿さに鳥肌立てながら一気に読んでしまいました。ネタバレになるので詳しくは話せませんが、ヘッドホンの話は…思い出してもギャーって感じ!

しかしながらストーリー以上に感服したのは、文章が非常に読みやすいということ。言葉の選択や表現がとっても簡潔&的確なので、読み手は情景を想像しやすく物語に没頭できるのです。そんなの当たり前と思われるかもしれないけど、これって意外と難しいんです!
作家さんによっては独特の言い回しを多用したり、技術があるだけに凝った表現にこだわりすぎたり…。もちろんそれは個性でもあるので悪いとは思いません。だけど、読み手がそれを求めていない場合には「ん?この言葉さっきも出てこなかった?」とか「これどういう意味だっけ?」と、そっちに気に取られてしまうわけです。
一度でも頭に「?」が浮かぶと、せっかく流れていたストーリーが中断してしまいます。TVでいうとおもしろいところでCMが入ってしまうようなもの。なので「読みやすい文章であること」は、ものすごく大切なんですよね。

この点については私もライター時代、とにかく厳しく言われていました。そもそも商業広告のコピーなんて、“まず読んでもらえない”のが前提なので、いかに読む気にさせるか、そして読み進めてもらえるかはかなり苦心したところでした。

話が脇道にそれてしまったけど、そういう点でこの本は作文の勉強にもなりそう!繰り返し読みたいと思います。

 

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